【LESSON3】本番前に試してほしい心身の持ち方

こんばんは🌙

すずきです🧀

 

本番前に意識したいLESSONシリーズ第3弾は、

「演奏前はどうしても緊張してしまう💦」

「少しでも手の冷えや震えを解消したい!」

という皆様に、演奏前に試していただきたい心身の持ち方についてお話致します。

※まだ下記LESSONシリーズをご覧いただいていない皆様はこちらから↓↓↓

【LESSON導入】本番成功に向けて:緊張する仕組みを知る

【LESSON1】緊張と上手く付き合うために

【LESSON2】食事と集中力の関係性

 

それではLESSON3の本日は、

①緊張している自分を受け入れ、客観視する

②会場入りしたら試したいこと〜体編〜

③会場入りしたら試したいこと〜手の冷えと震えの緩和法〜

の3項目に分けてお話していきます。

(当たり前だと思われる事含めて、いざという時にも慌てずに確認できるよう記載させていただきます🙇‍♀️ご了承ください。)

①緊張している自分を受け入れ、客観視する緊張は誰でもするもの。

緊張=身体が「これからあなたはみんなの前で演奏するよ!」と教えてくれ、集中モードに切り替えようとしています。

まずは、緊張している自分を認め、受け入れましょう。

「大丈夫!」「緊張してない!」という言葉は、逆にプレッシャーが大きくなってしまいます。(心理学的にも、逆効果になる可能性が高まるそうです。)

「緊張しているな」でいいんです。

受け止めることで、少しリラックスでき、緊張緩和に繋がります🍀

ちなみに、パフォーマンスを上げるために、適度な緊張は必要と言われています。

大敵と思いがちな緊張は、実は自分の味方なんですね😌✨

そして、緊張している時は周りが見えにくくなっている事が多いです。

そのため、自分目線ではなく、1度自分自身を客観視してみると良いと言われます。

イメージしてみてください(u_u)

・ホールで演奏中のあなた(上手く弾けている状態)を、客席から見ているアングル📹

・舞台袖にいる時に、真上や周囲等からあなたを見ているアングル📹

等…

緊張している時は自分自身をコントロールするのが難しいからこそ、客観視することで「自分が今会場にいる」事を実感し(=安心感が生まれる)、身体がふわふわした感じから地に足が着く感じに切り替えることができます。


②会場入りから本番までに試したいこと(体編)

緊張を受け入れた後は、自分の身体の状態をチェックしてみましょう!

まずは、体温、筋肉、血流等。

体が緊張していると思う時は、きっと普段よりも体全体硬くなっているはず。

適度にストレッチ等をして血流を良くし、筋肉も動かしやすくしておく事は演奏前に大切です。

舞台袖でじっと待って集中される方もいらっしゃいますし、演奏直前の過ごし方は人それぞれですが、必ずしも準備された待機椅子にじっと座っている必要はありません。

静かにゆっくりと歩いてみたり、屈伸をしてみたりと、体を柔らかくする事を少しだけ頭の片隅に入れておいてください。

そして、体が動きやすい体温維持を意識して、自分で調整できるようにすると安心です。

夏場でもホールによっては冷房が効き過ぎて体感的に寒いと感じる事も少なくありません。

指先の冷えだけを意識した手袋だけでなく、冬場はホッカイロや少し長めのコート等、夏場は長袖のカーディガンやストール等を準備してみてください。何れも体温調節しやすく脱ぎ着しやすいものをオススメします。

演奏前は体全体を冷やさず適温で過ごせる状態を作りましょう👌

また、集中したい時には、お水を一口飲むのも良いと言われています。

お水は上記の寒さ対策とは反対に、体が暑過ぎる時には冷却効果もありますので、舞台袖まで持ち運べるといいですね。

③会場入りから本番前までに試したいこと(手の冷えと震えの緩和法)

みなさんは、LESSON1で、指先の冷えや震え等が自律神経と密接に関係しているというお話をしたのを覚えていらっしゃいますか?

本番前の指先の冷えなどの身体の反応は、活発になった交感神経を、副交感神経が咄嗟に抑えようとして身体がフリーズしている状態という内容をお話しました。

このフリーズの解き方は、「見たもの聴いたものを心の中でゆっくりと言葉にする」という方法。

例えば、控え室に到着したとしましょう。

テーブルや椅子を見つけたら、「テーブルや椅子がみえます」と心の中で呟き、一呼吸落ちてから次の動作に移ります。

これは、舞台袖やステージに向かう時も有効です。

「ホールを歩く足音がします」

「バッグを置きます」

「水を取ります」

「水を飲む音がします」

「ステージのピアノの優しい音がします」

「楽譜を取り出します」

「ピアノが見えます」

等…

1つずつ見たいもの、聞きたいものを感じ取ったら心の中で言葉にする→一呼吸置くを繰り返します。

このように、緊張して指先が冷えてたり震えている時は、自分の存在を確認できる事で心が安心し、フリーズが解けていきます。(心ここに在らずという状況から脱却できた瞬間、身体が温かくなってきます。)

※個人差はあります。

さいごに🌸

お気付きの方もいらっしゃると思いますが、①と③はどちらも客観視して自分の存在を確認し、心を安心させるトレーニングでした。

緊張と上手く付き合いながら本番を楽しめるよう、これまでのLESSONシリーズを少しだけ意識してみてください😊

自分に合った本番の迎え方を編み出しましょう!

失敗を恐れず、皆さんの音楽を沢山の人に届けてくださいね✨

挑戦する事で沢山の新しい発見もありますから☺️

応援しています🍀

 

すずき

投稿者:

minami

名古屋市瑞穂区「ENNE(エンネ)ピアノ教室」のレッスン情報と、レッスンではお伝えしきれない音楽を学ぶ皆様に向けたお役立ち情報を発信し皆様の心と体のトータルサポート&ケアを目指します。 どうぞよろしくお願い致します。

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